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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻1号

2002年01月発行

文献概要

臨床報告

Frequency doubling perimetryによる視交叉圧迫性病変の検出

著者: 羽鳥優子1 藤本尚也1 安達恵美子1

所属機関: 1千葉大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.69 - P.73

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 目的:視交叉近傍の圧迫性病変による半盲の検出でのfrequency doubling perimetry (FDP)とハンフリー視野解析装置(HFA)の比較。
 対象と方法:視交叉近傍の圧迫性病変のある14例28眼と正常省20例を対象とした。ハンフリー閾値テストでの中心30-2とFDP threshold c−20で測定し,測定時間,MD, PSD,および独自に定めた半盲比(耳側視野の平均感度/鼻側視野の平均感度)を検索した。
 結果:平均測定時間は,HFA 14.4分,FDP 4.6分であった。MD, PSD,半盲比には,HFAとFDP間に有意の相関があった。これらは腫瘍病変手術後に有意に改善し,半盲比の手術前後の変化は80%で,HFAとFDP間で一致した。
 結論:FDPは視交叉圧迫性病変による半盲の検出に有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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