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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻10号

2002年09月発行

連載 眼の遺伝病・37

FSCN2遺伝子異常と網膜変性(1)

著者: 和田裕子1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1422 - P.1424

文献概要

 Human retinal fascin gene (FSCN2)遺伝子は,視細胞に特異的に発現する遺伝子で,516個のアミノ酸からなる。17番染色体には,多くの網膜変性の家系がマッピングされているが,このFSCN2遺伝子も17番染色体長腕(17q25)に位置している。われわれは,2001年にFSCN2遺伝子が日本人常染色体優性網膜色素変性を起こすことを世界で始めて報告した。今回からのシリーズは,このFSCN2遺伝子異常が引き起こす臨床像を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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