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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻10号

2002年09月発行

文献概要

臨床報告

網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫に対する格子状光凝固の光干渉断層装置による検討

著者: 多田英司1 高木均1 王英泰1 西脇弘一1 大橋啓一1 野中淳之1 本田孔士1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科視覚病態学教室

ページ範囲:P.1439 - P.1442

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 網膜静脈分枝閉塞症に伴う黄斑浮腫15眼に対して格子状光凝固を行い,術後6か月までの経過を光干渉断層計(OCT)を併用して経過を追跡した。術後早期から黄斑部網膜厚が減少した。術後3か月のlogMAR視力と黄斑部網膜厚とには,有意な正の相関があった(p=0.62)。術前に滲出性網膜剥離があった4眼では,これがない10眼に比べて術後の黄斑浮腫が持続し,視力の転帰が概して不良であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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