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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻11号

2002年10月発行

連載 あのころ あのとき・22

倒像眼底写真撮影法を開発したとき

著者: 永田誠1

所属機関: 1永田眼科

ページ範囲:P.1538 - P.1540

文献概要

 1970年,ちょうど大阪で万国博覧会が開かれた時期だと思います。私は天理よろづ相談所病院で「眼科マイクロサージェリーの普及」,「未熟児網膜症の眼科的管理」,「網膜局所ERGの研究」と3つのテーマを並行して進めていましたので,今から考えるとよくまあ身体が持ったなと不思議に思うほどですが,万博にも3回は行きましたし,海外にも行っていましたので,一番元気のある時代であったと思います。
 その頃,未熟児網膜症の眼底のスケッチをしながら,この所見を眼底写真で示すことができたらということを常に考えていました。手持ち眼底カメラで直像の眼底写真を撮影することは全身麻酔下で試みたことはありましたが,到底満足できる画像は得られず,半分あきらめていたのです。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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