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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻11号

2002年10月発行

臨床報告

出生体重1,500g未満の低出生体重児における未熟児網膜症の発症と治療成績

著者: 久保田敏昭1 鬼塚尚子1 戸栗一郎1 仙波晶子1 田川正人2 松尾幸司2 吉永宗義2

所属機関: 1国立病院長崎医療センター眼科 2国立病院長崎医療センター小児科

ページ範囲:P.1607 - P.1610

文献概要

 当院NICUに過去2年間に入院した1,500g未満の低出生体重児82名について,未熟児網膜症の発症率と治療成績を検索した。出生体重1,000g未満の超低出生体重児は43名,それ以上の極小低出生体重児は39名である。入院中に死亡した13名を除く69名で,未熟児網膜症が45名(65%)に発症した。発症率は,超低出生体重児32名中30名(94%),極小低出生体重児37名中15名(41%)であった。超低出生体重児19名37眼と,極小低出生体重児5名10眼の計24名47眼に光凝固を行った。全例で瘢痕期1度以下の治療成績が得られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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