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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻13号

2002年12月発行

文献概要

臨床報告

開放隅角緑内障におけるラタノプロストとウノプロストンの併用効果

著者: 相馬剛至1 木内良明1 福井佳苗1 林田康隆1 大西貴子1 石本一郎1 斉藤喜博1

所属機関: 1国立大阪病院眼科

ページ範囲:P.1811 - P.1815

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 ウノプロストンを1日2回点眼中の開放隅角緑内障患者23名23眼に対して,同じくプロスタグランジン系であるラタノプロストの1日1回点眼を追加した。平均4.4±2.0か月の両者の併用期間中に少なくとも眼圧を2回測定した後,ウノプロストンの点眼を中止した。ラタノプロスト追加前の眼圧は18.9±2.4mmHgであり,両者併用中の眼圧は15.0±2.3mmHgに下降した(p<0.01)。ウノプロストン点眼中止後の眼圧は15.1±2.4mmHgであった。今回の症例群では,ラタノプロストとウノプロストンの併用による眼圧下降への相加的効果は,ラタノプロスト単独点眼と有意差がなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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