icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻2号

2002年02月発行

文献概要

臨床報告

発達緑内障に合併したペルーシド角膜変性症の1例

著者: 浅野英二郎1 中井義幸1 澤田明1 川瀬和秀1 杉山和久1

所属機関: 1岐阜大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.179 - P.182

文献購入ページに移動
 23歳男性が,5か月前からの右眼霧視で受診した。眼圧は右51mmHg,左21mmHgで,両眼の隅角にSchwalbe線の肥厚と虹彩の高位付着があり,両眼の発達緑内障と診断した。右眼角膜の輪部付近に帯状の菲薄とその上方部の突出があり,角膜曲率計で8.75Dの乱視があり,右眼のペルーシド角膜変性症と診断した。右眼への濾過手術で眼圧は正常化した。角膜乱視は術後軽減したが,角膜形態に変化はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?