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文献概要
連載 眼の遺伝病・31
RP2遺伝子異常とは?
著者: 和田裕子1 玉井信1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.218 - P.220
文献購入ページに移動 X染色体劣性網膜色素変性は,常染色体優性,または常染色体劣性網膜色素変性に比べ重症なことが多く,30代から40代で失明することが多い。遺伝形式の頻度にも人種差があり,海外では網膜色素変性患者の20から30%をX染色体劣性網膜色素変性が占めると報告されているが,日本ではその頻度は2〜3%にすぎない。
図1に,X染色体に現在までマップされているもの(黒),遺伝子まで単離されているもの(水色)を示す(2001年)。この図からもわかるようにRP2遺伝子のほか,現在遺伝子診断が大きな役割を果たしている若年性網膜分離症のXLRS1遺伝子,コロイデレミアのCHM遺伝子がある。
図1に,X染色体に現在までマップされているもの(黒),遺伝子まで単離されているもの(水色)を示す(2001年)。この図からもわかるようにRP2遺伝子のほか,現在遺伝子診断が大きな役割を果たしている若年性網膜分離症のXLRS1遺伝子,コロイデレミアのCHM遺伝子がある。
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