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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻3号

2002年03月発行

文献概要

連載 眼の遺伝病・31

RP2遺伝子異常とは?

著者: 和田裕子1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.218 - P.220

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 X染色体劣性網膜色素変性は,常染色体優性,または常染色体劣性網膜色素変性に比べ重症なことが多く,30代から40代で失明することが多い。遺伝形式の頻度にも人種差があり,海外では網膜色素変性患者の20から30%をX染色体劣性網膜色素変性が占めると報告されているが,日本ではその頻度は2〜3%にすぎない。
 図1に,X染色体に現在までマップされているもの(黒),遺伝子まで単離されているもの(水色)を示す(2001年)。この図からもわかるようにRP2遺伝子のほか,現在遺伝子診断が大きな役割を果たしている若年性網膜分離症のXLRS1遺伝子,コロイデレミアのCHM遺伝子がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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