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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻4号

2002年04月発行

連載 眼科手術のテクニック・145

点眼麻酔下耳側角膜小切開での合併症の処理—(1)破嚢・硝子体脱出

著者: 市川一夫1

所属機関: 1社会保険中京病院眼科

ページ範囲:P.402 - P.403

文献概要

 2000年に私が行った白内障手術は3,025件で,そのうち嚢外摘出術で最初から行ったものが3件であり,そのほかは超音波乳化吸引術で行った。
 術中合併症は38眼(約1.3%)に認められ,破嚢が28眼,チン小帯断裂が10眼であった。術前から外傷などですでに断裂や破嚢が明らかにあったものを除くと合併症は27件(0.89%)であった。いずれにしろ,1か月に2件から3件くらい合併症を起こしていることになる。術者なら誰でも(例外的な人はあるかもしれないが),合併症の処理を経験しているはずである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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