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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻4号

2002年04月発行

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(2)

原著

ゴルフによる眼外傷11症例

著者: 高玉篤1 斎藤弘明1 野入聡睦1 村上仁司1 佐藤浩介1 河井克仁1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター眼科

ページ範囲:P.567 - P.570

文献概要

 過去5年間にゴルフプレー中に起こった眼外傷の自検例11例を検討した。すべて片眼性で,男性9例,女性2例であり,年齢は27歳から65歳,平均47歳であった。受傷原因は,打球7例,ゴルフ用品による受傷3例,電動カートからの転倒1例であった。主症状は,眼球破裂4例,前房出血3例,水晶体脱臼2例,強膜裂傷1例,角膜裂傷1例であった。7例に手術を行い,うち4例は失明し,眼球癆になった。失明した4例はすべて打球による受傷であり,うち3例では打球からの距離が150ヤード未満であった。ゴルフボールによる眼外傷は重症例が多く,予後不良例が多かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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