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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻4号

2002年04月発行

文献概要

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(2) 原著

Bowen病の臨床像の検討

著者: 森彩乃1 芦忠陽1 山川慶太1 津田恭央1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.577 - P.580

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 過去8年間にBowen病と確定した球結膜腫瘍の自検例5例5眼につき,その臨床像を検索した。男性2例,女性3例で,年齢は47歳から89歳,平均73歳であった。初発症状は結膜充血3例と眼異物感2例で、病変は角結膜の鼻側に多かった。病理学的には全例が上皮内癌であった。全例で腫瘍を摘出し,2例で表層角膜移植術,1例で結膜被覆術を併用した。腫瘍摘出のみを行った34歳女性では3か月後に両発し,再手術を行った。3か月から24か月,平均14.8か月の経過観察期間中,全例が生存した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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