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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻4号

2002年04月発行

文献概要

臨床報告

TGFBI(BIGH3)遺伝子のArg555Gln変異を認めたReis-Bücklers角膜ジストロフィ

著者: 田中彩絵1 加藤卓次1 藤木慶子1 中安清夫1 金井淳1 小宮山和枝2 上田俊介3

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科学教室 2小宮山眼科 3上田眼科

ページ範囲:P.621 - P.626

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 目的:角膜ジストロフィには複数の遺伝子変異が関与する。Reis-Bücklers角膜ジストロフィ3家系4症例を検索した。
 所見:7歳,26歳,50歳,51歳の4症例すべてに,細隙灯顕微鏡検査でReis-Bücklers角膜ジストロフィの所見があった。すべてに,小児期からの再発性角膜びらんがあり,両眼に角膜上皮下混濁があった。全例に,TGFBI (BIGH3)遺伝子のArg555Gln (R555Q)の変異があつた。
 結論:Reis-Bücklers角膜ジストロフィでは,再発性角膜びらんと角膜上皮下混濁が特徴的な所見であり,Arg555Gln変異があることが確認された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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