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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻5号

2002年05月発行

文献概要

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(3) 原著

最近10年間のベーチェット病の推移

著者: 高沢朗子1 五嶋摩理1 小笠原勝則1 氏原弘1 宮永嘉隆1 小竹茂2 松原正男1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院眼科 2東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター

ページ範囲:P.701 - P.705

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 2000年までの10年間に当眼科を受診したベーチェット病患者を統計的に検索した。男性49例,女性58例で計107例である。初診患者数は,前半の5年間では年平均11.6名,後半5年間では3.4名であり,減少傾向があった。初診時の平均年齢は,1991年では45.8歳であり1以後ほぼ直線的に上昇して2000年には50.8歳になった。初診から3年後の視力損失度は,初診年が下るほど減少し,1995年以降はこれがマイナス化,すなわち視力経過が向上した。眼発作の頻度については,1996年以降,減少傾向があった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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