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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻5号

2002年05月発行

文献概要

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(3) 原著

プロスタグランディン系点眼単独使用の正常眼圧緑内障に対する追加点眼としてのニプラジロール

著者: 水谷匡宏1 竹内篤1 小池伸子1 久田佳明1 菅敬文1 五十川博士1 中村幸生1 三宅豪一郎1 斉藤泰子1 岩城正佳1

所属機関: 1愛知医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.799 - P.803

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 プロスタグランティン系点眼薬を単独使用している正常眼圧緑内障15例に,ニプラジロール1日2回の点眼を追加併用した。ウノプロストン群8眼の平均眼圧(mmHg)は,ウノプロストン点眼前163であり,点眼後は15.0になり(p=0.259),ニプラジロール点眼開始24週後に13.3と有意に下降した(p=0.011)。ラタノプロスト点眼群7例では,ラタノプロスト点眼前17.6であり,点眼後15.4と有意に下降し(p=0.002),ニプラジロール開始24週後に13.7と有意に下降した(p=0.011)。プロスタグランディン系点眼薬を単独使用している正常眼圧緑内障に,ニプラジロール追加点眼は眼圧下降に有効である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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