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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻5号

2002年05月発行

文献概要

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(3) 原著

視神経炎の光干渉断層計による所見

著者: 吾妻潤子1 山下美和子1 小川明日香1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.867 - P.870

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 74歳男性が3週前からの右眼視力低下で受診した。視力は右0.04,左1.2であった。右眼視神経乳頭は充血,腫脹し,急性視神経炎と診断した。光干渉断層計(opticai coherence tomography:OCT)による検査で、乳頭周囲の網膜に視神経線維層の肥厚があり,視細胞層に細胞間の間隙があった。プレドニゾロンの全身投与開始52日後に右眼視力は0.2に改善し,治療前にあった上記OCT所見は減少した。OCTは視神経炎の治療効果の判定に有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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