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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻5号

2002年05月発行

文献概要

臨床報告

渦状混濁を呈したアミオダロン角膜症の1例

著者: 池辺徹1 調枝聡治1 佐藤恭一2

所属機関: 1大分医科大学眼科学教室 2大分赤十字病院循環器科

ページ範囲:P.902 - P.905

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 52歳女性に,心筋梗塞後の頻拍に対して1日量200mgのアミオダロン投薬が開始され,14か月後に両眼の渦状角膜症が発見された。その後も投薬が続けられ,角膜浅層の渦状薄茶色の混濁は変動しながら持続した。角膜表面には異常がなかった。投薬開始から29か月後に死亡するまで視力障害はなかった。本症の角膜混濁がドライアイの涙液干渉像に類似することから,色素沈着は涙液を介する可能性がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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