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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻6号

2002年06月発行

文献概要

連載 眼科手術のテクニック・147

白内障術後乱視へのエキシマレーザー

著者: ビッセン宮島弘子1

所属機関: 1東京歯科大学水道橋病院眼科

ページ範囲:P.948 - P.950

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はじめに
 白内障手術は,挿入する眼内レンズによって術前の屈折矯正を行い,より良好な裸眼視力を目標とする1つの屈折矯正手術とまでいわれている。小切開および無縫合手術により,手術による術後乱視は臨床上問題にならない程度になっている。しかし,術前から著明な乱視がある例,穿孔性眼外傷後の乱視例,術中合併症により切開創が予定よりも広げられて縫合を行った例では,乱視により裸眼視力の向上が困難な,さらに眼鏡による矯正が不可能な例がある。近年導入されたエキシマレーザーによる乱視矯正(photoastigmatic refrac—tive keratectomy:PARK)は,従来行われていた乱視矯正角膜切開術(astigmatic keratotomyAK)に比べて,矯正効果の予測性が良好である。
 今回は,白内障術後乱視例に対するエキシマレーザーを用いた矯正法を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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