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連載 眼科手術のテクニック・147
白内障術後乱視へのエキシマレーザー
著者: ビッセン宮島弘子1
所属機関: 1東京歯科大学水道橋病院眼科
ページ範囲:P.948 - P.950
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白内障手術は,挿入する眼内レンズによって術前の屈折矯正を行い,より良好な裸眼視力を目標とする1つの屈折矯正手術とまでいわれている。小切開および無縫合手術により,手術による術後乱視は臨床上問題にならない程度になっている。しかし,術前から著明な乱視がある例,穿孔性眼外傷後の乱視例,術中合併症により切開創が予定よりも広げられて縫合を行った例では,乱視により裸眼視力の向上が困難な,さらに眼鏡による矯正が不可能な例がある。近年導入されたエキシマレーザーによる乱視矯正(photoastigmatic refrac—tive keratectomy:PARK)は,従来行われていた乱視矯正角膜切開術(astigmatic keratotomyAK)に比べて,矯正効果の予測性が良好である。
今回は,白内障術後乱視例に対するエキシマレーザーを用いた矯正法を紹介する。
白内障手術は,挿入する眼内レンズによって術前の屈折矯正を行い,より良好な裸眼視力を目標とする1つの屈折矯正手術とまでいわれている。小切開および無縫合手術により,手術による術後乱視は臨床上問題にならない程度になっている。しかし,術前から著明な乱視がある例,穿孔性眼外傷後の乱視例,術中合併症により切開創が予定よりも広げられて縫合を行った例では,乱視により裸眼視力の向上が困難な,さらに眼鏡による矯正が不可能な例がある。近年導入されたエキシマレーザーによる乱視矯正(photoastigmatic refrac—tive keratectomy:PARK)は,従来行われていた乱視矯正角膜切開術(astigmatic keratotomyAK)に比べて,矯正効果の予測性が良好である。
今回は,白内障術後乱視例に対するエキシマレーザーを用いた矯正法を紹介する。
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