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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻6号

2002年06月発行

文献概要

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(4) 原著

半導体レーザー光凝固を行った瘢痕期未熟児網膜症の屈折度

著者: 長崎比呂志1 山川良治1

所属機関: 1久留米大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.983 - P.986

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 未熟児網膜症に対して半導体レーザー光凝固を受けた既往のある小児29例54眼の屈折度を検索した。検査時には全例が瘢痕期分類1度で,年齢は1歳から6歳,平均3.1±1.4歳であった。等価球面に換算した屈折度は平均-1.68±3.54Dで,内訳は,遠視または正視21眼,-3D以下の近視20眼,-3.25Dから-6Dまで7眼,-6.25Dから-9Dまで3眼,-9.25Dから-14Dまで3眼であった。光凝固の範囲が広いものほど近視が強かった。瘢痕形成が強いと近視が強くなる傾向があるので,早期の屈折矯正が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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