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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻6号

2002年06月発行

文献概要

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(4) 原著

イソプロピルウノプロストン点眼からラタノプロスト点眼への切り替えによる緑内障性視野に与える短期的影響

著者: 大谷信夫1 齋藤了一1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬科学研究科眼科学・視覚科教室

ページ範囲:P.1029 - P.1032

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 イソプロピルウノプロストンその他を1か月以上点眼していた27名44眼を,ラタノプロスト点眼に切り替えた。症例の内訳は,原発開放隅角緑内障38眼,正常眼圧緑内障2眼,発達緑内障2眼,ステロイド緑内障2眼である。切り替え前の平均眼圧は17.7±3.4mmHgであり,切り替え1か月後,3か月後,6か月後でいずれも有意に低下した(p=0.01)。切り替えから平均14.4±2.8か月の観察で,ハンフリー視野計の閾値テストでのmean deviation値が有用に上昇した(p=0.02)。イソプロピルウノプロストンからラタノプロスト点眼への切り替えは視野改善に有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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