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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻6号

2002年06月発行

文献概要

特集 第55回日本臨床眼科学会 講演集(4) 原著

眼症状で発症し脳血管内手術が著効した脳血管障害の2例

著者: 高橋嘉晴1 佐藤由紀1 松倉修司1 赤塚一子2 儘田佳明3 小田真理3

所属機関: 1東海大学医学部眼科学教室 2東海大学医学部付属東京病院眼科 3東海大学医学部脳神経外科学教室

ページ範囲:P.1061 - P.1065

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 27歳女性が頭痛と複視,26歳女性が複視と右眼球突出を主訴として受診した。精査により,それぞれ硬膜動静脈奇形,外傷性内頸動脈海綿静脈洞瘻と診断された。両症例ともマイクロコイルによる脳血管内手術を受け,翌日から眼症状がほぼ消失した。複視など多彩な眼症状があるときには,脳血管障害がその原因で,侵襲の小さい血管内手術が有効でありうることを示す症例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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