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特集 角膜屈折矯正手術を手がける前に
【手術室などの準備—私の場合】空気清浄機とエアブロー
著者: 真野富也1
所属機関: 1多根記念眼科病院
ページ範囲:P.1207 - P.1207
文献購入ページに移動 私どもの施設では,手術室の前室にリカバリールームという3ベッド分の広さの部屋がありましたので,そこにエキシマレーザー(VISIX社製STAR)を1997年3月に設置しました。そのため,空調設備と強制排気ダクトを新たに設ける必要がありました。空調機は設置以来連続運転していたわけですが,昨年,約4年間の連続運転でとうとうコンプレッサーが焼き切れ故障したため,室内温度が上昇し手術ができない状況になりました。2〜3日で復旧しましたが,余裕があれば,2台の器械を交互に動かすなどの方策も考えておくとよいと思います。また,室内の空気を清浄化するのに簡易型の空気清浄機を設置しています(図1)。これは,病室のベッドを簡単にクリーンルーム化するための装置です。その他,私たちのところで使用しているもので変わったものは,エアガンtypeで先端にミリポアフィルターの付いたエアブローがあります(図2)。これはマイクロケラトーム(microkeratome)の水分を吹き飛ばすのに使用しており,大容量のガスボンベのため大変便利で,かつフィルターがあるので安心して使うことができます。また,LASIKのエンハンスメント(enhancement)を行う際,flap edgeを確認するために細隙灯顕微鏡を設置しており,その接眼レンズに十字のクロスを入れて乱視矯正の際に軸ずれを少なくするためのマーキングに利用しています。
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