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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻7号

2002年07月発行

文献概要

特集 角膜屈折矯正手術を手がける前に

【手術室などの準備—私の場合】オゾン水による消毒

著者: 合屋慶太1

所属機関: 1こやのせ眼科

ページ範囲:P.1208 - P.1208

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 本院の特徴は「オゾン水」による術野と術者の手の消毒であろう1)。オゾン水については,4ppmのものを使用している。オゾン水の角膜への影響にっいては,角膜上皮への障害は報告されている。角膜実質についての影響はまだわかっていないが,BSS PLUSでオゾン水を洗い流し,かつ中和することで今のところLASIK, PRK, PTKでは大きな問題なく過ごせている。ただ,患者さんにとってはオゾン水での結膜嚢の消毒時にかなりしみるようである。実際には,0.02%ヒビテン溶液で眼瞼皮膚の消毒をし,その後,結膜嚢をオゾン水で消毒したのちBSS PLUSで洗浄・中和し,術野の消毒を終えている。
 「オゾン水」の導入については,マイクロケラトームの術野に触れる吸引リングやケラトームヘッドなどの部分の消毒に利用できないかと考えていたが,ケラトーム本体は防水になっていないものが多く,現在のところ利用できていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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