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特集 角膜屈折矯正手術を手がける前に
【LASIK術中合併症—私の対応策】マイクロストリエ予防策
著者: 江口秀一郎1
所属機関: 1江口眼科病院
ページ範囲:P.1215 - P.1215
文献購入ページに移動このようなタイプのマイクロストリエを予防するには,フラップアプラネーター®を用いるとよい。通常,アプラネーターはエキシマレーザー照射後,フラップの創間洗浄を行った際に創間に溜まった水分を排出するのに用いる。しかし,ストリエ対策のためには,もし角膜フラップ作成時にフラップのストリエを認めたら,マイクロケラトームを取り外した直後に,フラップやベッドが十分に保湿されているうちにフラップアプラネーターを用いて角膜フラップを伸ばしてストリエを解消する(図2)。エキシマレーザー照射後にフラップを戻してからこのような操作を行っても,角膜フラップはマイクロストリエを残したまま乾燥してしまい,その紋理は長期間残存してしまう。見つけたらすぐ整復する。これがストリエ対策の第一歩である。
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