文献詳細
文献概要
やさしい目で きびしい目で・31
きびしい目での対話
著者: 日山英子1
所属機関: 1西宮市立中央病院眼科
ページ範囲:P.1237 - P.1237
文献購入ページに移動 白内障は私達眼科医が最もよく遭遇する疾患の1つです。しかし,その言葉の響きは受け取る患者さんによって,また時代の流れによって変わってきていると感じさせられます。
20年程前までは,白内障は“失明へとつながりうる疾患”と感じられていました。無水晶体眼の網膜剥離の合併や,術後矯正のためのメガネやコンタクトレンズの使用を強いられるなど,患者さんに不安を与えました。外来で視力低下があまり強くないときは言葉の使い方に気を使い,「レンズの濁りがあります」と言ったものです。その後,眼内レンズと超音波白内障手術の進歩により,白内障は“患者にやさしい治療ができる疾患”になりました。
20年程前までは,白内障は“失明へとつながりうる疾患”と感じられていました。無水晶体眼の網膜剥離の合併や,術後矯正のためのメガネやコンタクトレンズの使用を強いられるなど,患者さんに不安を与えました。外来で視力低下があまり強くないときは言葉の使い方に気を使い,「レンズの濁りがあります」と言ったものです。その後,眼内レンズと超音波白内障手術の進歩により,白内障は“患者にやさしい治療ができる疾患”になりました。
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