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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻8号

2002年08月発行

臨床報告

Low Vision Evaluator(LoVE)による周辺部残存視野の評価

著者: 秋山博1 中川陽一1 高橋佳奈1 和田裕子1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1377 - P.1381

文献概要

 中心視野が消失した末期緑内障14眼と,網膜色素変性症15眼の視機能を評価した。緑内障眼の視野はすべて湖崎分類Vbであった。視機能評価には,全視野刺激型光覚測定装置Low Vision Evalua—tor(LoVE)を使用した。Goldmann視野測定で残存する視野を立体角に換算した値(steradian)とLoVEスコアには高い相関があった(緑内障:r=0.8437,p<0.001,網膜色素変性症:r=0.8415, p<0.001)。同じような残存視野であっても,原因疾患によりその生理機能に差がある可能性が示された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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