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特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略 Ⅰ.診断・治療の指針—私はこうしている 2.治療の指針
原発開放隅角緑内障の治療
著者: 桑山泰明1
所属機関: 1大阪厚生年金病院眼科
ページ範囲:P.80 - P.85
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1.治療の目的
現在のところ視神経を再生する治療法はないので,緑内障治療の目的は,視機能(quality of vision:QOV)を維持し,患者のquality of life(QOL)を保つことである。QOVの障害は個々の患者のQOLに及ぼす影響が大きい。しかし,一方で治療そのものがQOLを損なう場合があることも念頭に置かねばならない。例えば,治療による副作用や合併症,通院や入院に伴う社会的・経済的負担,失明への不安などはQOLに悪影響を及ぼす可能性がある。緑内障治療では,個々の例に応じて治療を組み立てる柔軟な対応が必要である。
1.治療の目的
現在のところ視神経を再生する治療法はないので,緑内障治療の目的は,視機能(quality of vision:QOV)を維持し,患者のquality of life(QOL)を保つことである。QOVの障害は個々の患者のQOLに及ぼす影響が大きい。しかし,一方で治療そのものがQOLを損なう場合があることも念頭に置かねばならない。例えば,治療による副作用や合併症,通院や入院に伴う社会的・経済的負担,失明への不安などはQOLに悪影響を及ぼす可能性がある。緑内障治療では,個々の例に応じて治療を組み立てる柔軟な対応が必要である。
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