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緑内障—私の夢
緑内障診療私見
著者: 谷口徹
所属機関:
ページ範囲:P.148 - P.148
文献購入ページに移動近年,内因性の血管作動性生理活性物質による血圧調節機構が解明されてきている(心臓血管内分泌代謝学)。私は,眼圧房水動態の調節にも,血圧調節機構と同様にエンドセリンやNO,ナトリウム利尿ペプチド,アドレノメデュリンやCGRPなどの血管作動性生理活性物質が関与していることを報告してきた。人体の多くの臓器がこのような細胞間情報伝達物質を分泌する機能を有することも明らかとなってきており,眼圧房水動態の調節にもこのような機構が存在してもよいのではないか(仮称:房水動態内分泌代謝学)。
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