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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻9号

2002年09月発行

文献概要

特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略 Ⅱ.治療の実際 1.薬物治療の実際

私の第一選択薬

著者: 中島正之1

所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.151 - P.152

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 緑内障治療の第一選択薬の選択基準としては,眼圧下降効果が強く(図1),副作用が少ない薬剤(図2)であることが必要条件であるが,緑内障薬物治療のキーポイントは患者のコンプライアンスであるので,点眼回数が少なく,認容性のよい,使用しやすい点眼薬であることも大切な点である。
 現在,わが国で使用できる主な緑内障治療点眼薬には6系統13種類という多くの薬剤があるが,これらの点眼薬を独断により私的に評価してみた(表1)。第一選択薬として用いるのは必ずしも評価ポイントの高いものではなく,個々の症例によって種々異なっている。たとえば,非常に強い眼圧下降効果を有する薬剤よりも少し眼圧下降作用は弱いが,副作用の少ない薬剤を第一選択薬として用いることもある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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