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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻9号

2002年09月発行

文献概要

特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略 Ⅱ.治療の実際 1.薬物治療の実際

新しい薬物

著者: 前田秀高1

所属機関: 1神戸大学大学院医学系研究科器官治療医学講座(眼科学)

ページ範囲:P.154 - P.155

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 緑内障治療薬として19世紀末にピロカルピンが登場して以来,現在までにさまざまな薬剤が登場した1)。これらはいずれも優れた眼圧下降効果と安全で副作用の少ない薬剤の開発へと進化し,現在ではβ遮断薬のゲル化剤,炭酸脱水酵素阻害薬やαβ遮断薬の点眼などが実用化されている。これらの薬剤の特徴は,強力な眼圧下降作用を有しながらも副作用の軽減,点眼回数の減少を可能にしたことであり,そうした事柄すべてにより生じるquality of life (QOL)の改善にある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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