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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻9号

2002年09月発行

文献概要

特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略 Ⅱ.治療の実際 3.手術治療の実際

水晶体摘出の意義と同時手術

著者: 田辺晶代1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科視覚病態学

ページ範囲:P.222 - P.223

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はじめに
 緑内障手術に臨むとき,白内障の合併症例ではもちろんのこと,ほとんど白内障のない場合でも,白内障との同時手術の適応を考慮する機会は少なくない。
 緑内障治療における水晶体摘出の意義には大きく2つあると考えられる。第1には,緑内障治療に有利に働く,すなわち眼圧のコントロールを良好にする,術後管理を容易にするという意義,第2には,緑内障患者の視機能,QOLの改善に有用であるという意義である。ここでは,緑内障手術の代表的術式におけるそれぞれの意義について考えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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