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特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略 Ⅱ.治療の実際 3.手術治療の実際
Suture canalization(風間法)
著者: 風間成泰1
所属機関: 1松江赤十字病院眼科
ページ範囲:P.224 - P.225
文献購入ページに移動 開放隅角緑内障に対する手術療法としては,長らくトラベクロトミー(以下,ロトミー)とトラベクレクトミー(以下,レクトミー)が行われてきた。近年それらの術式の長所・短所から,症例の背景,進行度などにより両者の術式が使い分けられているが,まだまだ理想の緑内障手術ではない。結局,現在の緑内障手術は,眼圧は下がるが併発症の多いレクトミー系にするか,眼圧はハイティーンだが安全なロトミーにするか,の選択を迫られるのが現状であろう。
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