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特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略 Ⅱ.治療の実際 4.難治性緑内障治療の実際
先天緑内障の治療
著者: 勝島晴美1
所属機関: 1勝島眼科
ページ範囲:P.241 - P.244
文献購入ページに移動わが国における先天緑内障の新規発見患者数は,アンケート調査によれば,1992年度が38例,1993年度が35例であった1)。これらの結果から,発症頻度は原発先天緑内障が5万人に1人,他の眼形成異常を伴う先天緑内障が10万人に1人であり,両者を合わせても3万人に1人と推計されている。緑内障発見の契機となる所見は,約半数の症例で角膜混濁または角膜径増大であり,原発先天緑内障の3大徴候とされる流涙,差明,限瞼痙攣は20%以下である1)。
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