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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科56巻9号

2002年09月発行

文献概要

特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略 Ⅲ.術後管理の実際 1.術後管理のポイント

再手術へのタイミング

著者: 木内良明1

所属機関: 1国立大阪病院眼科

ページ範囲:P.273 - P.274

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 マイトマイシンCや5—フルオロウラシルなどの核酸代謝阻害薬を線維柱帯切除術に併用するようになり,線維柱帯切除術の眼圧維持効果は飛躍的に改善した。しかし手術を行っても,すべての症例の眼圧を医師側の思惑通りにコントロールできるわけではない。点眼薬を併用しても長期間にわたって眼圧を18mmHg以下にコントロールできる確率は90%前後である1)。正常眼圧緑内障の治療に必要とされる12mmHg以下に眼圧を維持できる確率はさらに低い(図1)。眼圧が再び上昇して目標眼圧を越えてくれば,再手術を考慮する必要が出てくるが,再手術のよりよいタイミングはいつなのだろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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