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臨床報告
開放隅角緑内障の点眼薬使用状況調査
著者: 吉川啓司1
所属機関: 1吉川眼科クリニック
ページ範囲:P.35 - P.40
文献購入ページに移動要約 点眼薬で3か月以上治療中の開放隅角緑内障145例について,治療開始時に点眼薬名,点眼回数,点眼時刻を説明した上で,その治療状況を面接法により調査した。年齢は29歳から82歳,平均59.9±12.9歳である。点眼薬名は62例(42.8%)が記憶し,点眼回数は135例(93.1%),点眼時刻ないし間隔は114例(78.7%)が指示に従っていた。点眼薬名の記憶は,女性よりも男性(p<0.01),高年者よりも若年者(p<0.001),点眼期間が長いほど(p<0.01)良好であった。点眼方法の指示には,受診頻度が高いほど(p<0.05),点眼薬の追加がある場合(p<0.05),点眼期間が短いほど(p<0.001)よく従っていた。
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