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臨床報告
未熟児に発症した桐沢型ぶどう膜炎の1例
著者: 佐々田知子1 市川理恵1
所属機関: 1高知県立中央病院眼科
ページ範囲:P.83 - P.86
文献購入ページに移動要約 在胎週数29週,1,308gで生まれた女児の左眼に硝子体混濁が生後48日目に発見された。生後28日目の眼底検査では,両眼の耳側周辺部に血管新生を伴う無血管野のみがあった。生後51日目に,左眼眼底の鼻上側に小出血を伴う黄白色滲出巣が生じ,桐沢型ぶどう膜炎と診断した。アシクロビルと副腎皮質ステロイド薬の全身投与を行ったが,発症から約1か月後に右眼にも同様の病変が生じた。左眼は再発を繰り返したが,病巣は消炎,変性し,発症から3か月以降は再燃はなかった。生後3か月ころから口唇と手指に水疱が繰り返して起こり,単純ヘルペスウイルス感染がその原因であると推定した。
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