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特集 網膜色素変性症の最前線
加齢黄斑変性の治療(2)―非外科的治療を中心に
著者: 湯沢美都子1
所属機関: 1日本大学医学部眼科
ページ範囲:P.1550 - P.1556
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加齢黄斑変性の脈絡膜新生血管(choroidal neovascularization:CNV)に対する治療の検討が盛んになったのは1990年代に入ってからである。わずか10年間に,中心窩外のCNVについては光凝固の有用性が確立された。中心窩CNVについては各種治療の有用性の検討が進んでいる。予防治療の検討も始まった。本稿では加齢黄斑変性の外科的治療以外の進歩(表1)について紹介し,治療の未来について考えてみたい。
加齢黄斑変性の脈絡膜新生血管(choroidal neovascularization:CNV)に対する治療の検討が盛んになったのは1990年代に入ってからである。わずか10年間に,中心窩外のCNVについては光凝固の有用性が確立された。中心窩CNVについては各種治療の有用性の検討が進んでいる。予防治療の検討も始まった。本稿では加齢黄斑変性の外科的治療以外の進歩(表1)について紹介し,治療の未来について考えてみたい。
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