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特集 網膜色素変性症の最前線
視神経症の病態と治療―レーベル遺伝性視神経症
著者: 小口芳久1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1558 - P.1562
文献購入ページに移動レーベル遺伝性視神経症(Leber's hereditary optic neuropathy)は,Theodor Leber1)が1871年に報告した,主として10~20歳代にかけて両眼性に急性,あるいは亜急性の視力低下で発症し,通常1年以内に高度の視神経萎縮になる予後不良の遺伝性疾患である。今回,本疾患に対して教室で取り組んできた病態の解明,ならびに治療について解説する。
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