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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻10号

2003年10月発行

連載 緑内障手術手技・4

線維柱帯切開術(4)

著者: 黒田真一郎1

所属機関: 1永田眼科

ページ範囲:P.1588 - P.1592

文献概要

プローブの挿入

 まず,プローブの径を決定することが大切である(プローブは,現在,直径13mm,14mm,15mmの3種類が市販されている)。シュレム管の露出を確認した後で,実際にプローブをシュレム管の上に置いて,シュレム管のカーブとプローブのカーブを合わせてみる(図1)。角膜径が大きいとプローブの径は大きいものが必要となるが(先天緑内障などで角膜径が大きくなっている場合や男性の場合),筆者は15mmを基本として使用している。

 プローブの径が小さいと,先から突き破るようになり内壁を切開しやすいが,早期穿孔を起こしやすくなる。逆に,径が大きいと早期穿孔の心配は少なくなるが,内壁を破り難くなる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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