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特集 眼感染症診療ガイド I.眼感染症のトピックス
耐性菌感染症
著者: 浅利誠志1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院感染症制御部
ページ範囲:P.66 - P.74
文献購入ページに移動はじめに
交通網の発達により,異なる地域で発生した新興感染症(emerging infectious disease:EID)や多剤耐性菌は瞬く間に世界中を駆け巡る時代となった。本年,東南アジアを中心に大問題となった重症急性呼吸器症候群(severe acute respiratory syndrome:SARS)がまさにそのものであるが,眼感染症の起因菌である多剤耐性菌も過去に生じSARSと同様に世界伝播したものである。
薬剤耐性菌が世界的に問題視されるなかで適切な眼感染症治療を行うには,耐性菌に関する理解を深め「耐性菌を生じにくい治療」を認識・実践することが大切である。
交通網の発達により,異なる地域で発生した新興感染症(emerging infectious disease:EID)や多剤耐性菌は瞬く間に世界中を駆け巡る時代となった。本年,東南アジアを中心に大問題となった重症急性呼吸器症候群(severe acute respiratory syndrome:SARS)がまさにそのものであるが,眼感染症の起因菌である多剤耐性菌も過去に生じSARSと同様に世界伝播したものである。
薬剤耐性菌が世界的に問題視されるなかで適切な眼感染症治療を行うには,耐性菌に関する理解を深め「耐性菌を生じにくい治療」を認識・実践することが大切である。
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