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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻11号

2003年10月発行

文献概要

特集 眼感染症診療ガイド II.診断・治療のポイント 結膜

クラミジア結膜炎

著者: 伊勢知弘1 塩田洋1

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.137 - P.140

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 クラミジア結膜炎は主にChlamydia trachomatisによって起こる結膜感染症で,臨床的にトラコーマと封入体結膜炎に分けられる。

 トラコーマは眼から眼へ伝播して起こる慢性の結膜炎で濾胞形成,乳頭増殖,パンヌスなどを特徴とし,瞼球癒着,角膜混濁といった後遺症を残し失明に至ることもあった。感染の反復による免疫機序の関与により,トラコーマの病像がつくられると考えられている。しかし,現在,先進国では衛生状態の改善などにより再感染の機会がなくなったため,ほとんどみられなくなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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