文献詳細
文献概要
特集 眼感染症診療ガイド II.診断・治療のポイント 結膜
クラミジア結膜炎
著者: 伊勢知弘1 塩田洋1
所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.137 - P.140
文献購入ページに移動トラコーマは眼から眼へ伝播して起こる慢性の結膜炎で濾胞形成,乳頭増殖,パンヌスなどを特徴とし,瞼球癒着,角膜混濁といった後遺症を残し失明に至ることもあった。感染の反復による免疫機序の関与により,トラコーマの病像がつくられると考えられている。しかし,現在,先進国では衛生状態の改善などにより再感染の機会がなくなったため,ほとんどみられなくなった。
掲載誌情報