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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻11号

2003年10月発行

文献概要

特集 眼感染症診療ガイド II.診断・治療のポイント 結膜

細菌性結膜炎

著者: 大橋秀行1

所属機関: 1大橋眼科

ページ範囲:P.142 - P.147

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起炎菌

 細菌性結膜炎には好発年齢があり,小児と高齢者によく認められる。小児では急性カタル性結膜炎を呈し,インフルエンザ菌,肺炎球菌,ブドウ球菌が起炎菌である(表1)1~4)。季節的には冬季に多い。一方,高齢者では慢性結膜炎を呈することが多く,起炎菌として黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌を代表とするコアグラーゼ陰性ブドウ球菌などが挙げられる。また眼脂の性状によりある程度起炎菌の推測はできる(表2)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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