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特集 眼感染症診療ガイド II.診断・治療のポイント ぶどう膜・網膜
梅毒性ぶどう膜炎
著者: 松尾俊彦1
所属機関: 1岡山大学大学院医歯学総合研究科眼科学
ページ範囲:P.191 - P.194
文献購入ページに移動はじめに
梅毒は減少してきたが,なお注意しなければならない感染症である。最近,性生活の多様性から,一時期よりむしろ増加してきている。梅毒は,結核とともに非特異的な眼底病変を呈することが多いので,ぶどう膜炎および網膜病変の鑑別診断として常に梅毒,結核を念頭に置く必要がある。
眼科医が出会う梅毒病変としては,➀ 梅毒の初回感染時にみられる活動性のぶどう膜・網膜炎,➁ 以前,梅毒に感染し炎症自体は治まったが,そのなごりとしてみられる網膜変性,角膜混濁や続発閉塞隅角緑内障,➂ 先天梅毒,の3つの場合である。
梅毒は減少してきたが,なお注意しなければならない感染症である。最近,性生活の多様性から,一時期よりむしろ増加してきている。梅毒は,結核とともに非特異的な眼底病変を呈することが多いので,ぶどう膜炎および網膜病変の鑑別診断として常に梅毒,結核を念頭に置く必要がある。
眼科医が出会う梅毒病変としては,➀ 梅毒の初回感染時にみられる活動性のぶどう膜・網膜炎,➁ 以前,梅毒に感染し炎症自体は治まったが,そのなごりとしてみられる網膜変性,角膜混濁や続発閉塞隅角緑内障,➂ 先天梅毒,の3つの場合である。
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