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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻11号

2003年10月発行

文献概要

特集 眼感染症診療ガイド II.診断・治療のポイント 眼内炎

【総論】眼内炎―感染か,非感染か

著者: 内藤毅1

所属機関: 1徳島大学医学部感覚情報医学講座視覚病態学

ページ範囲:P.231 - P.235

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はじめに

 眼内炎には外因性眼内炎と内因性眼内炎があり,感染か非感染かを検討する場合には,すべてのぶどう膜炎が鑑別診断の対象となりうる。特に感染性術後眼内炎は頻度は高くないが,場合によっては視力予後が不良となりかねないので的確な診断と慎重な対応が必要である。感染の確定診断には眼局所からの病原体の検出が必要であり,検査技術の進歩に伴い診断技術は向上している。しかし,病原体を証明することが困難な場合があり,感染か非感染かの判断に苦慮することがしばしばである。特に発症初期に感染か非感染かを判断することが重要であり,その結果が予後に大きく影響する。そこで症状・徴候を主な手がかりとして感染と判断する手順を考えてみることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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