文献詳細
特集 眼感染症診療ガイド
II.診断・治療のポイント 眼内炎
文献概要
はじめに
眼内炎には外因性眼内炎と内因性眼内炎があり,感染か非感染かを検討する場合には,すべてのぶどう膜炎が鑑別診断の対象となりうる。特に感染性術後眼内炎は頻度は高くないが,場合によっては視力予後が不良となりかねないので的確な診断と慎重な対応が必要である。感染の確定診断には眼局所からの病原体の検出が必要であり,検査技術の進歩に伴い診断技術は向上している。しかし,病原体を証明することが困難な場合があり,感染か非感染かの判断に苦慮することがしばしばである。特に発症初期に感染か非感染かを判断することが重要であり,その結果が予後に大きく影響する。そこで症状・徴候を主な手がかりとして感染と判断する手順を考えてみることにする。
眼内炎には外因性眼内炎と内因性眼内炎があり,感染か非感染かを検討する場合には,すべてのぶどう膜炎が鑑別診断の対象となりうる。特に感染性術後眼内炎は頻度は高くないが,場合によっては視力予後が不良となりかねないので的確な診断と慎重な対応が必要である。感染の確定診断には眼局所からの病原体の検出が必要であり,検査技術の進歩に伴い診断技術は向上している。しかし,病原体を証明することが困難な場合があり,感染か非感染かの判断に苦慮することがしばしばである。特に発症初期に感染か非感染かを判断することが重要であり,その結果が予後に大きく影響する。そこで症状・徴候を主な手がかりとして感染と判断する手順を考えてみることにする。
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