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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻11号

2003年10月発行

文献概要

特集 眼感染症診療ガイド III.検査・治療の基礎知識

点眼薬の自家調整法

著者: 林仁1

所属機関: 1友こう会総合病院眼科

ページ範囲:P.265 - P.269

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 ここ数年における点眼治療薬の新製品を振り返ってみると,抗アレルギー用薬や緑内障用薬が相次いで開発されたのが記憶に新しい。さて感染症対策としては,2000年にクラビット(R)点眼が開発されており,広範囲スペクトルと高い眼内移行性という特長から,今や抗菌薬としての第一選択肢として広く使われるようになってきている。しかし既製抗菌薬で感染症対策が万全かというと,まだまだ選択肢が不足しているといわざるをえない。遭遇した疾患に適用となる眼科用剤がない,あるいは薬剤耐性菌などの難治症例に対しては,今のところ自家調整点眼薬で立ち向かうしかない。本項ではその自家調整点眼薬の調整法と注意点について解説してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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