文献詳細
特集 眼感染症診療ガイド
III.検査・治療の基礎知識
文献概要
βラクタム系抗菌薬とは
ペニシリン系抗生物質とセフェム系抗生物質は,両者とも化学構造式のなかに「βラクタム環」という構造を含んでいるためにβラクタム系抗生物質(抗菌薬)と総称される。抗生物質とは,種々の微生物種(細菌,真菌,放線菌)により生産され,他の微生物の発育を抑制する化学物質と定義されるが,最近では多くの抗生物質が微生物を介さずに合成でつくられるようになり,これらは抗菌薬(合成抗菌薬)と呼ばれる。つまり,広義の抗菌薬には抗生物質も含まれることになる。
ペニシリン系抗生物質とセフェム系抗生物質は,両者とも化学構造式のなかに「βラクタム環」という構造を含んでいるためにβラクタム系抗生物質(抗菌薬)と総称される。抗生物質とは,種々の微生物種(細菌,真菌,放線菌)により生産され,他の微生物の発育を抑制する化学物質と定義されるが,最近では多くの抗生物質が微生物を介さずに合成でつくられるようになり,これらは抗菌薬(合成抗菌薬)と呼ばれる。つまり,広義の抗菌薬には抗生物質も含まれることになる。
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