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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻12号

2003年11月発行

文献概要

教育報告―私の工夫

眼科臨床実習での電子教材の使用と医学生側の評価

著者: 鈴木聡志1 土屋忠晴1 石田佳子1 井上吐州1 渡辺登三子1 西村栄一1 千田実穂1 陰山俊之1 綾木雅彦1 谷口重雄1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院眼科

ページ範囲:P.1729 - P.1732

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要約 目的:電子教材を使った眼科臨床教育の記述と,学生側の評価。内容と方法:医学部5年生用に電子教材を作成した。内容は,医局紹介,実習日程,疾患アトラス,検査・診察手技・手術の動画などである。学生側はこれに実習で遭遇した症例やデータ,自己学習問題の回答を入力して提出する。2週間の実習最終日にこれをプロジェクターで写し,指導医と実習責任者に説明する。実習終了後にアンケートによる調査を行い,学生に評価させる。結果:電子教材を使うことで臨床実習の効果が増大し,コンピュータを活用する訓練が期待できた。31名の医学生中71%が非常によい,29%がよいと回答した。結論:眼科臨床実習に電子教材を使う方法は,眼科臨床教育とコンピュータ技術教育の両面で有用であった。学生側の評価は,電子教材を使わなかった前年度の結果より高かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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