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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻13号

2003年12月発行

臨床報告

PMMA眼内レンズのcrystalline opacification

著者: 佐藤孝樹1 浅田幸男1 菅陽子1 柴宏治1 齋藤伊三雄1

所属機関: 1財団法人田附興風会医学研究所北野病院眼科

ページ範囲:P.1809 - P.1813

文献概要

要約 過去に当院で白内障手術を82歳と85歳女性の両眼に行った。術式は水晶体囊外摘出術と眼内レンズ挿入術である。IOPTEX社製のPMMA眼内レンズ(モデルUVL304-01)を使用した。手術から約10年後に視力低下で再受診した。1例には両眼,他の1例には左眼の眼内レンズに混濁が生じていた。3眼とも混濁は顆粒状で,眼内レンズの全層にわたり,特にその光学部に強かった。移植された眼内レンズに劣化または混濁が生じ得ることを示す症例であり,眼内レンズ移植後の患者には生涯にわたる観察が望まれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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