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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻13号

2003年12月発行

文献概要

臨床報告

眼圧測定法による眼圧値の差の要因

著者: 忍田章子1 山崎芳夫1 石橋生朗1 早水扶公子1 中神尚子1 田中千鶴1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1827 - P.1830

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要約 目的:非接触式眼圧計(NCT)とGoldmann圧平眼圧計(GAT)による眼圧測定値が異なる要因の解明。対象と方法:一般外来患者114例228眼について,NCTとGATによる眼圧,瞼裂幅,角膜厚を測定した。結果:NCTとGATによる眼圧値には有意の相関があった。右眼についてはr=0.802,p<0.000,左眼についはr=0.881,p<0.000である。NCTとGATによる眼圧測定値の差は角膜厚と有意に相関した。右眼についてはr=0.300,p=0.026,左眼についてはr=0.318,p=0.020である。瞼裂幅と2方法による眼圧測定値とには相関がなかった。結論:角膜厚はNCTによる眼圧測定値に影響する因子である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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