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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻2号

2003年02月発行

文献概要

臨床報告

PEA+IOL+トラベクロトミーとシヌソトミー併用手術との長期成績の比較

著者: 落合優子1 落合春幸1

所属機関: 1医療法人社団新長田眼科

ページ範囲:P.131 - P.135

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要約 シヌソトミー併用トラベクロトミー(SIN+LOT),超音波乳化吸引術(PEA),眼内レンズ挿入術(IOL)(S群)102眼とLOT+PEA+IOL(L群)224眼の術後眼圧の比較検討を行った。L群の術翌日以外は全ての眼圧が術前に比し有意に低下しており,投薬点数も有意に低下していた。両群間では,術翌日から有意にS群が低下していた。術後18mmHg以下の生存率は術後42か月で,S群98%,L群64%,術後16mmHg以下の場合は,S群72%,L群21%であり,どちらも全ての期間でS群が有意に高かった。SIN+LOT+PEA+IOLは視神経障害の進行した緑内障眼に有用な手術法と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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