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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科57巻3号

2003年03月発行

特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (2)

良性頭蓋内圧亢進症の7症例の神経眼科学的検討

著者: 石川弘1 加島陽二1 西田幸子2

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室 2関本記念病院眼科

ページ範囲:P.243 - P.247

文献概要

要約 良性頭蓋内圧亢進症の7症例について神経眼科学的に検討した。3症例が20歳未満であり,男性4例,女性3例で,肥満はなかった。若年者では外転神経麻痺による内斜視または複視,成人では一過性視矇や視力低下などの視覚異常が眼科受診の動機であった。良性頭蓋内圧亢進症は画像診断で異常が検出されないので,うっ血乳頭,視覚障害,眼球運動異常などの眼科的所見が早期診断の決め手になる。頭蓋内圧亢進が持続すると高度の視機能障害に至ることがあるので,注意深い神経眼科学的観察が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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